塾の選び方(集団と個別について)

目次

集団と個別の違い

塾は大きく分けて「集団授業」と「個別授業」の2つの形態があります。

大体の塾が、どちらかの形態をとっています。

(※以下、「集団授業」を「集団」、「個別授業」を「個別」と略します)

最近、各地で「個別」を謳った塾が増えてきています。

そういった背景には「集団」は学校の延長、「個別」は自分のペースに合わせられるなど、先入観、あるいは偏見が入っているかもしれません。

そのイメージと重なる部分もあるかもしれませんが、少し詳しく考えてみましょう。

どちらもそれなりに長所・短所があります。

大きな特徴をまず述べます。

「集団のメリット」

  • 様々な人の意見に触れられる
  • 友達同士で相互に助け合うことができる
  • 全教科対応

「集団のデメリット」

  • 教師が個別対応する時間が少ない
  • 理解の速い、あるいはゆっくりの生徒にとって、授業のペースに合わない部分が出てくる

「個別のメリット」

  • 教師に質問がしやすい
  • 授業時間が調整しやすい
  • 自習室があり、一人で学習することを好む人に向いている

「個別のデメリット」

  • 授業では、2,3教科指導の教科の数が少なくなる。
  • 授業時間が短いため、宿題を多くしなければならない

「集団」にも「個別」にも、それぞれ良い所があり、そのシステム上、原理的に問題解決が難しい部分、というものがあります。

「個別」には「個別」の利点があります。これまで当塾に体験に来てくれた生徒の中にも、稀に授業に付いていくのが難しい生徒もいます。その場合は「個別」の塾を勧めます。

また、「一人で静かに勉強することを好む」のであれば、自習時間の多い「個別」の方が向いていると思います。


また、さらに「集団」は「集団」でも、それぞれ違いがあります。

その「集団」の塾が、「どのような教育」を目指すかによって、授業の方法は変わります。

例えば、「集団」でも、球陽高校や普天間高校専門の塾もあります。「ハイペースの授業で応用問題をたくさん解いて回りと競い合う」という事を望むのならば、当塾より、そちらが良いと思います。

どれが良い塾、悪い塾ではなく、「それぞれ特徴がある」と思った方が良いかと思います。当塾では、「原理的な部分に注目しながら、考えること」に重きを置いています。だからといって、普天間高校に合格しない、というわけではありません。やり方次第です。

では、「集団」の塾は「個別」をしないのか?

ここからは一般論ではないので、他の塾の事はわかりませんが、当塾では「集団」のデメリット部分を解決する策を講じています。生徒の目標高校に合わせて、個別指導が必要と判断した場合、当然行います。また、受験前には状況に合わせて、少数指導なども行います。こちらとしては、あまり「集団」か「個別」にこだわっていません。その時々に合わせて効果的な方法を取れば良いと考えています。

最後に塾を選ぶ時のアドバイスをします。  

私は、「当塾はどんな生徒にも合う」とは考えていません。

体験入塾に来てくれた生徒に対しても、色々回ってみて、「自分に合った塾」に通ってほしいと思っています。

広告やHP、友達の噂などの情報」だけで、すぐに入塾を決めるのはもったいないです。

実際に、いくつかの教室に足を踏み入れるんです。

それから授業を受けて、直感的に、あるいは「身体的に」決めるんです。

教室には、その「教室の空気」があります。

その教室なら、「自分が伸びそうな気がする」というような直感があれば、そこが良いです。

「自分に合った塾」を探し回るのです。お腹を空かせた野生動物のように。

それでも「自分に合った塾」が無ければ、「まだマシな塾」という視点で考えてもいいと思います。

現在塾に通っている人も、「このままここでいいのかな」と考えているなら、どんどん他の塾に体験に行ったほうが良いと思います。

もちろん当塾においてもそれは例外ではありません。塾は選べるのですから、我慢して通わない方がいいと思います。やっぱり他の塾が良いというなら、その方が良いんです。

あまり固定的に考えないで、まずは動いてみましょう。  普通はどの塾も無料体験できますから、いくつか回って決めた方が良いですよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学習塾「月天心」の代表者
社会人の為の『日本の古典文法』講座を開く事を目標としている。
『平家物語』を原文で読む楽しさを伝えたい。

目次